ちょっと一息〜健康コラム
ちょっと一息〜健康コラム
文書作成日:2016/05/05


 コーヒー、紅茶、チョコレートなどに含まれるカフェイン。摂りすぎは良くないというものの、いったいどれぐらいが体の負担になるのでしょうか。今回は、日本の研究結果やヨーロッパの基準などに照らし合わせながら考えてみましょう。




 カフェインは、過剰摂取すると、睡眠を妨げたり、カルシウムの吸収を抑えたりしてしまうことがあります。また、少量でも過敏な人の場合は、心拍数の増加、興奮、不安、震え、吐き気などを引き起こす場合も。ただし、カフェインには良い面もあるのをご存じでしょうか。たとえば、リフレッシュ効果、脂肪燃焼作用、頭痛の緩和、やる気を高める、などの働きがあるとされています。2015年の国立がん研究センターの研究報告によると、「コーヒーを1日に3〜4杯飲む人は、ほとんど飲まない人よりも死亡リスクが24%低い」ということです。その理由として、コーヒーには血管内の機能を改善する働きがあるカフェインの他、血糖値を調整するとされるクロロゲン酸が含まれていることが挙げられています。




 カフェインには良い面もあるため、カフェインに対するアレルギーなどがないのであれば、適量を守りながら上手につきあっていくのも、健康にすごすためのひとつの方法です。では、カフェインの適量とはどのぐらいなのでしょうか?
 実は、日本ではカフェインの1日当たりの摂取許容量に基準は設けられていませんが、ヨーロッパでは1日あたりの最大摂取量が設定されています。

        

 こうしてみると、体重によって摂取していい量に開きがあることがわかります。ちなみに、妊婦や授乳婦の方は、1日200mgまでで、40kgの体重の人は妊婦の方などとそれほど安全な摂取量が変わらないため、カフェインの摂りすぎには注意した方がよさそうです。




 1日のカフェインの摂取量を守りながら、上手につきあっていくには、飲み物や食べ物にどれぐらいのカフェインが入っているのか知っておく必要があります。いつも口にするもののカフェイン量をチェックしてみましょう。

       

 レギュラーコーヒー好きの方なら、3杯飲めば180mgなので、体重40kg位の方は、この程度におさめておくか、またはコーヒーは2杯にし、あとは紅茶などを楽しむのもよさそうです。また、チョコレートをどうしてもやめられないという方は、その分、お茶やコーヒーを控えるなど調整してみましょう。

 カフェインの効果は、飲んでから4〜5時間に出るといわれているので、午後からはなるべく控えるようにすると、深く良質な睡眠がとりやすくなるはず。しっかり眠れないという方は、ぜひカフェインを摂る量や時間にもこだわってみることをオススメします。



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