ちょっと一息〜健康コラム
ちょっと一息〜健康コラム
文書作成日:2016/07/05


 汗ばむ季節が続くと、1日に何度もシャワーを浴びたくなったり、清潔に保ちたいと思うもの。ただ現代人は洗いすぎの傾向が…。そこで、今回は洗いすぎないケアについてご紹介します。




 毎日シャンプーをし、手や顔も洗浄剤でしっかり洗うといった生活は、現代人にとっては当たり前になっている習慣です。けれど、夏でも全身のカサつきが治らなかったり、男性のみならず女性にも薄毛で悩む人が増えたりしています。これらの傾向から、近年では洗いすぎないスキンケアを提唱しているお医者さんも増えてきました。




 皮膚を洗いすぎて皮脂を落としすぎてしまうと、肌に存在する常在菌のエサとなる栄養がなくなり、皮膚の細菌バランスがくずれ、肌のバリア機能を保てなくなります。肌のバリア機能とは、肌の水分を保ったり、外部からの異物の侵入を防ぐ役目のこと。この機能がくずれることで肌荒れや乾燥、アレルギー、皮膚病などになりやすいといわれています。また、洗いすぎることで、皮膚は失った皮脂を補おうと、これまで以上に皮脂をつくりだし、余計にベタつきや体臭がきつくなることも指摘されています。




 実は、通常の肌の汚れは、お湯で洗い流すだけで8割は落ちるといわれています。そのため、すでに乾燥やかゆみを抱えている方は、毎日のお風呂や手洗いなどでは洗浄剤を使わず、皮脂汚れや体臭が気になる時だけ洗浄剤を使うことを病院でもすすめられています。また、顔や身体の中でも比較的、皮脂がでやすい部分だけを洗浄剤で洗うのも方法のひとつ。たとえば、額から鼻にかけてのTゾーン、ワキの下、背中の肩甲骨の部分、股間などを軽く洗浄剤で洗うだけでも、清潔さは十分に保てます。
 洗浄剤による洗顔も、多くても1日1回に留めるのがおすすめ。洗髪についても、毎日洗浄剤で洗うのはやめて、お湯だけで洗う日もはさむことで、頭皮の乾燥や薄毛、白髪といった悩みの軽減にもつながるといわれています。




 洗浄剤も、なるべく肌に負担をかけない純石鹸がおすすめです。シンプルなつくりの純石鹸は自然の界面活性剤からなりますが、一般的な洗浄剤には合成界面活性剤が使われています。合成界面活性剤とは、肌のバリア機能を壊し、肌の内部へと浸透し、身体にとって害になるともいわれているもの。肌や身体のことを思えば、できるだけ使わないようにしたり、その量や使用回数を減らしたりしてみてはどうでしょう。


 洗いすぎないケアについては、最初は抵抗があるかもしれませんが、次第にかゆみや乾燥などがおさまり、顔や髪などにうるおいやツヤが戻ってくるのを実感できるはずです。毎日洗浄剤で洗っていた人が、1日置きにお湯だけで洗うようにすれば、1年で使用する洗浄剤の量を半分にできます。それだけ身体や肌の負担も減ってくるもの。まずは、洗浄剤とのつきあい方について考えてみませんか。



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